涌井秀章

横浜高校入学時から松坂大輔二世と呼ばれ、3年夏には甲子園準々決勝進出。2004年ドラフト1巡目で西武ライオンズから指名を受けた。05年は、プロ入り1年目から開幕1軍入りを果たし、プロ初勝利。07年には、17勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得し、08年は初の開幕投手を務めた。北京オリンピック日本代表にも選出され先発、中継ぎ、抑えとフル回転でチームに貢献。09年は、第2回WBC日本代表に選出。2年連続で開幕投手を務め、シーズン16勝で2度目の最多勝を獲得している。13年も第3回WBC日本代表として世界と戦い、14年、地元である千葉ロッテマリーンズへ移籍。史上13人目となる全球団からの勝利を達成した。15年には、15勝を挙げ3度目の最多勝とゴールデングラブ賞を獲得。16年も2年連続でゴールデングラブ賞を獲得している。20年、東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍。千賀滉大、石川柊太と並んで2015年以来の最多勝利のタイトルを獲得。3球団での最多勝利獲得はNPB史上初。
21年、自身3年ぶり10度目となる開幕投手に指名され、パ・リーグ3球団での開幕投手は史上初となった。日本ハムとの開幕戦に先発し7回4安打無失点で勝利投手となり、3球団での開幕戦先発勝利投手は史上初の快挙であった。同年6月、通算150勝を達成。
22年11月、トレードで中日ドラゴンズに移籍。

最多勝利：4回（2007年、2009年、2015年、2020年）
※パ・リーグタイ記録（他は稲尾和久、野茂英雄）3球団（西武、ロッテ、楽天）、3つの年代（2000年代、2010年代、2020年代）での受賞は史上初。

所沢市特別顕彰：1回（2009年）※第2回WBC日本代表のチームメンバーとして
松戸市民栄誉賞（2009年）